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最終更新日
2016年12月24日
【BRONICA S2後期型 スクリーンのピントはこう合わせるのだ!モルト交換もしたよ】牧野
今日も
自分勝手なカメラ再生士のモンブラン牧野です。
BRONICA S2 の
クリーニングと検品の依頼が来ました。
(動画は一番下にあります)
まずモデルの特定をします。
ネームプレートのロゴ「n」のカタチから
SではなくてS2と判断できます。
また、シャッターチャージのノブが黒いので
S2後期型と判断できます。
機能的には全く問題がなかったので
モルトの交換をしました。
このカメラは
モルトが劣化すると
スクリーンの位置が変わってしまい
ピントにずれが生じてしまいます。
そのモルトを1.5mmのものに
正しく交換することによって
ピントが正確になります。
モルトを交換してスクリーンを仮置きして
フィルムバック内に
両面テープでトレーシングペーパーを貼ります。
(なかったのでレンズペーパー)
こうすることでフィルム面に映る景色が確認できます。
レンズを無限にして遠くのビルの屋上などに合わせて
スクリーンとトレーシングペーパーに映る絵を比べます。
差異がある場合はスペーサーなどを噛ませて
スクリーンの位置を変えます。
正しい位置に来たら固定します。
そんなに難しい作業ではないです。
スクリーン周りが汚れていたら
モルトの劣化のサイン!
きちんと交換して
次のユーザーに笑顔で迎えてもらいましょう\(^o^)/