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/ 最終更新日 2019年05月19日

フィルムカメラの動作確認(PENTAX SP S2)牧野

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こんにちはメンテナンスバイヤーの牧野冬樹(マッキー)です。

 

「ちゃんと写真が撮れるのかよくわからない」

「正常に動いているのか自信がない」

「心配で出品できない」

こんな声をよく聞きます。

 

牧野が主催しているコミュニティでは、正常性の確認から行います。

モデルによって多少の操作の差はありますが

必ずチェックしなければいけない部分を書いていきたいと思います。

今回は、定番のPENTAX S2SPを例にチェックしていきます。

 

ステップ1外観

まずは外観ですね。

大きな凹み、傷をチェックします。

ポイントはそこの部分にある電池室が開くかどうかまた、開いた電池室に腐食がないかチェックします。

電池室がキレイだったら後で電池を入れて露出計の動作をチェックします。

このS2は、ベッコリ凹んでいますので外装は交換します。

SPの方の電池室は、綺麗でした。

 

ステップ2ミラー室

ミラー室の状態をチェックします。

一番の問題は、ミラーがうえに上がったままになっているモデルです。

このままだと次のステップに出てくるファインダーとプリズムのチェックが出来ません。

ミラーが上がっていると暗くてファインダーの状態が見えないからです。

(かなりの確率でミラーアップは、直すことができます)

ミラーの汚れは、あまり気にしなくても良いですがスクリーンのキズ、ゴミ、カビがないことを確認します。

また、ミラーの受けにモルトが使用されているのでこちらもほとんど劣化しているので交換します。

(左が劣化したままのモルトで右が新しいものに交換したものです)

 

ステップ3ファインダーとプリズム

ファインダーとプリズムの状態をチェックします。

よくある症状はプリズムの腐食とファインダーの汚れです。

(プリズムの腐食は基本修理できません)

プリズムの腐食は、写真の写りには影響ありませんが

酷いとフォーカスが合わせづらくなるし

何より気持ち悪いのでなるべくキレイなものを入手したいですね。

もしもプリズムの状態が悪くて

機能が正常で外観もキレイだったらプリズムの交換を検討します。

 

ステップ4シャッタースピード

フィルム室の状態をチェックします。

チェックのポイントはシャッターの動作とモルトの状態を確認します。

まずは、最高速でシャッター幕の状態を確認します。SPの場合は、1/1000ですね。

なぜこのチェックをするかというと

音は「カシャ!」っというのですが

実は、シャッターが開いていないモデルが結構あるのです。

完全に開かないのではなく半分しか開かないものとかよくあります。

1/500までは、開くけど1/1000だと開かないものなども多いですね。

逆に低速でシャッターがきちんと閉じないものもありますね。

(シャッター幕が正しく閉じない状態これでは写真撮れませんね)

 

ステップ5フィルム室

次にモルト(遮光材)の状態を確認します。

フィルムカメラは、隙間から余計な光が入らないように

蓋と本体と蝶番部分などにスポンジ状のものが貼り付けられています。

(左が劣化したもの右が新しく張り替えたものです)

これが経年変化で劣化していると光が入り込んで意図した写真が撮れないのです。

売れるフィルムカメラは、製造から4~50年経過しているのでほとんど全部が交換の対象になりますね。

(光線もれの例)

 

ステップ6動作確認

最後に電池を使用するものは、電池を入れて機能を確認します。

SPの場合は、露出計の動作に使用しますのでスイッチを入れて明るさの変化に対して針が動くことを確認します。

(ファインダー内右の針が変化していることがわかります)

 

まとめ

以上が基本的なフィルム一眼レフの動作、検品作業になります。

牧野の主催するコミュニティでは、

こうした古いカメラをメンバー誰もが完全に仕上げられるように細かく丁寧に仕上げています。

こちらはまだコミュニティに参加して2ヶ月目のメンバーの作業ですが完全に仕上がっています。

(綺麗ですね~)

アドバイスはしましたが全部一人で仕上げてもらいました。

レンズを付けて13000円~16000円くらいで販売予定です。

カメラの仕入れは1080円、セットするレンズは2160円で仕入れたものです。

手数料などを引いても1万円近く利益が出ることになります。

1ヶ月目のメンバーでもモルトの交換作業は、マスターしています。

一般的な修理店でのモルトの交換料金は、5000~10000円くらいしますので

すごい価値のある技術を習得したことになりますね。

 

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