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/ 最終更新日 2019年02月05日

フィルムカメラの機能確認(PENTAX SP)牧野

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こんにちはメンテナンスバイヤーの牧野冬樹(マッキー)です。

 

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機能確認の手順の動画が2つと

プリズム交換の動画が1つありますので

最後まで是非読んでくださいね。

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牧野を始め

コミュニティのメンバーは

フィルムカメラのメンテナンスを行って

それを

国内だけではなく海外へも販売しています。

 

そこで

どんな流れで作業しているのか

約50年前のフィルムカメラ(牧野と同い年)

PENTAX SPを例に

作業の流れを説明したいと思います。

 

機能確認

まずは機能確認です。

ついつい

清掃とかから始めたくなってしまうのですが

根本的に故障しているモノ

部品がなくなっているモノなど

色々な状態でやってくるのがジャンク(難あり品)なので

まずはしっかりと機能の確認を行います。

 

まずは外観の凹みや傷をチェック

次によくある症状の

プリズムの腐食をチェック

プリズムってのはファインダーの中のガラスの塊のこと

要するに鏡としてうまく光を反射できなくなって

黒い筋状に見えるものです。

 

これは

今の所、交換以外に対処方法はないのですが

現在再メッキの手順については実験中です。

 

これで外観は、終了

 

シャッタースピード

次はシャッタースピードのチェック

最高速と低速シャッタースピードの変化をチェックします。

合わせて最高速(1/1000)で

シャッター幕が全開になっているかチェックします。

 

10台に1台くらいは、

全開になっていないものがありますので

こちらも忘れずにチェックしてくださいね。

あと、

SPで目立つのが

ミラーアップしてしまっているものですが

とりあえず洗浄剤を入れて回復するかをみます。

回復するようであれば

再発防止のための処理を行います。

 

電池室

多くのモデルが電池室の腐食により

そもそも蓋が開かないものが多いのですが

底板を外して

腐食を取り除くことで

蓋が開くようになるものもあります。

ここに電池を入れて

マウント近くのスイッチを入れて

ファインダー内のメーターの針が振れるのを確認します。

ただ振れれば良いという訳ではなく

シャッタースピードに応じて変化することを確認します。

たまに B(バルブ)の時だけ振れるものがありますが

これでは完動品というわけにはいきません。

まあ

メーターは、あくまでも

明るすぎるとか暗すぎるとかの目安なので

撮影には直接関係ないのですけどね。

 

フィルム室

フィルム室といえばモルト(スポンジ状の遮光材)ですね。

まあ

50年も経っているので

例がなく加水分解でボロボロです。

(例外はすでに張り替えられたもの)

残骸をマイナスドライバーで綺麗に剥がして

新しいモルトに交換します。

細く切ったモルトを

ゴム系の接着剤で貼り付けます。

フタと本体との蝶番部分は

植毛紙が貼られていますが

信用できないので

反対側に1ミリ厚のものを貼り付けます。

 

ミラー室

ミラーとスクリーンは、傷がつきやすいので

綿棒などは使わず(面圧が高くて傷がつくから)

大きめに畳んだレンズペーパーに

シリコン入りの洗浄剤をつけて

「点」ではなく「面」として清掃、ふきあげを行います。

ミラー受けのモルト交換

こちらもマイナスドライバーなどで

残骸を除去して新しいモルト

2.5ミリ厚のものを貼り付けます。

以上が

PENTAX SPの機能確認の流れです。

 

この流れは、

他のカメラでも

ある程度応用できるので

参考にしてください。

 

機能確認

 

プリズム交換動画

 

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